──夢。
これは万物の生き物が見るものである。
未来を見る夢もあるだろう。
逆に自身の記憶整理に見る夢もあるだろう。
余談だが、夢の中では痛みはなく
夢の中では本を読むことが出来ないという。
この時期、暑さが終わり、寒さを待つこの刹那。
万物は、【共通の】夢を見るのだ。
君達は巨大な城にいる。
顔の上半部ないし、全てに張り付くの君達を隠し
君達を彩る仮面は外せないが、日毎に形を変えることもあるだろう。
服装も自由。もしかしたら、性別すらも自由なのかもしれない。
だが、ひとつだけ、禁じられていることがある。
それは 名前を告げること。
絢爛豪華な会場で、君達は巨大な城で夢の時間を過ごすのだ。
敵も味方も男も女も人も魔物も分からぬ中で、刹那の宴を楽しむのだ。
◆季節限定イベント
仮面城で何の夢を見るか
◆期間
本日から11月30日まで
◆イベント内容
夢の中でのみの仮想パーティー
◆禁止行為
名前を告げること
◆注意事項
・夢でおきた身体的後遺症は現実世界ではおこらない。
・夢でおきたことの記憶の引き継ぎは個人差がある。(忘れてしまう人もいれば忘れない人もいる)
・名前を告げようとすると、どうしてか声を発せなくなる、または忘れてしまう。
・この城が夢か現実かを理解するものに個人差がある。
仮面城限定NPC
城主(名前は不明)
性別不明の仮面をつけた人物。
楽しいことが好きで、自分の城を客人全員に振る舞う。
この時期を心から愛している。
戦闘行為、残虐行為、色恋沙汰、全てを禁止しない代わりに、この城の中で【名前で呼び合うこと】を心から嫌い、禁止している。
仮面執事・仮面メイド・仮面給仕
NPCたちも総じて仮面をつけており、彼等は黙々と仕事をこなす。
困ったことがあれば彼等が行ってくれる。
衣類は城主の気分で変わっており、国交を超えた衣装で客人を出迎える。
「現実とはかも苦しく、美しく、残酷で、疲れます。故に、この城にいるときだけは自由に、快楽を求めてもよし、狂乱を求めてもよし、救いを、休息を、貴方が望む全て……いや、隣人の名前以外の全てをお求め下さい!!」