散文世界

Twitter企画の基本概要を告知しています。

国について

原初の三国
雷電帝国【バベル】
代表名:総帥
土地:世界の北側にあり、領土面積は随一。
領土は全て暗雲に包まれ、常に雷が鳴り響くため、首都は基本ドーム状の屋根で覆われている。魔力は非常に少なく、科学力が生活基盤。
なお、その科学力は現代日本以上のものと考えて良い。
 
永劫央国【リブラ】
代表名:代表
土地:世界の中心に存在する国。完全中立国として存在しており、いずれの国もに対し攻撃を行うことはできない。
中世西洋的な町並みの国は各国と比べても平和的に見えるだろう。しかし、この国ほど国家が危うい国もない。他国の科学力や、魔法が混在しており、比較的住みやすい民主国家。
 
神在王国【メーレ】
代表名:国王
土地:世界の南側に位置し、自然豊かなこの領土範囲が曖昧で、国土が希少土地【浮遊土】が一部含まれる自然の多い国。【浮遊土】が含まれる領土は一部、空に存在する。故に、国民の大半が空を飛ぶ力ないし、魔法、または精霊の加護を自力で有している極めて稀な国。
科学は皆無。皆、魔法を使い生活している。
 
続く四国
暁処皇国 タチバナ
代表名:国主(クニヌシ)
土地:世界の南東に位置し、巨大な湖の中心に浮かぶ自然豊かな国。小国ながら、国民同士の繋がりが強く、特に、この国でしか得られない希少鉱物が特産品であった。10年前バベルと戦い、敗戦しけかけたときに国を囲うように10年間封策(ふうさく)していた神秘の国。
※封策
 自国範囲を囲む透明な壁を作り、外界との繋がりを断つ秘術。
 
特産品
・矢的でしかとれない鉱石
・米
・茶葉
 
封策が解除された理由
・封策を構築した大術士の死によるもの
・大術士の幽霊が存在し、それは公式NPCとして存在している
 
国民性
・人と人外が共生しており、種族差別は存在しない
・職業差別は存在する
・職業は家系固定であったが改革する動きもある
 
軍構成
・水兵と歩兵が基本
・術士も戦争となれば、術士部隊として参戦する
・忍びは国主のみが利用できる
 
 
空迄土国 ブコリカ
代表名:大頭目
土地:彼等は国である、と、認められたのは近年である。彼等には統治する国土は存在せず、移動する移民の民であった。しかし民達は多種の部族が一つの目的を持って、彼等の土を走る。そして、彼等が願うものを所有する。
好戦的であり、商才も有する移動国家。
 
民の掟
・民は家族で有り、家族からの強奪は決してしてはならない。
・民は血ではなく、大頭目が受け入れるか否かで決まる。
・大頭目は能力と、家族に忠義が払えるか、で民の選別を行う。
・民は全て戦闘に関わる技術ないし、戦闘能力を保有している。
・民は一週間以上同じ土地に定着しない。
 
 
天楽浄国 ゼラント
代表名:統治者
土地:世界の北東に位置する夜の大国。国土の過半数を砂漠という枯れた大地でありながら、【夜間の間だけ】その存在を表す国国土を開き快楽で旅人を癒やし【愛する】国。ここは元来、巨大な商業都市と判断されていたが、実際は統治者がおり、その人物を中心に国家が形成されていたことが近年判明した、謎多い国。
国の歴史
・元は流民の民
 
国の内情
・軍部という概念はない。
武力は存在するのは総主の暗部・警備兵くらい
・王公認の自治体(見た目はちょっと怖い夜のお兄さん達)が存在する
・特産品はお香
・畜産は出来るが、農業が出来ない
・この土地でしか存在しない木があり、そこが水源となっている。
・国の扉が開くのは、宮廷奥、玉座裏に存在する昼夜を示す砂時計の回転による。
※砂時計は自動で上下する。
・国中に猫が居る
・特産品の一つに、宝石がある。
・宝石加工、装飾工も多く存在する。
・精霊(ジン)は願いを叶える存在ではなく、魔力を提供してくれる存在。
 
国交関係
・ニーチヤは国民流出を恐れた結果、ゼラントに入国することを禁止している。
そのため、国家同士の中はあまり良くない。
・傭兵としてブコリカの民を雇うこともある。
 
国民性
・身体的要素で他者を見下す傾向にある
・国民は全体的に整った者が多い
 
夢幻公国 ニーチヤ
代表名:宗主(そうしゅ)
土地:世界の北西に位置した不老不死を求めた完全統治国家。国土は巨大な壁に覆われており、国土への入国は巨大な門一つである。国内は全て国家に管理されている。ココナシが発生するこの時期は国境は完全に閉鎖されていたが、ココナシが消えた今、その国の門は開かれた。
 
キョンシーは国の登録制。基本的には国と法律により管理されている。登録したキョンシーには専用のシリアルナンバーが身体のどこかに埋め込まれている(表面に見えなくても良い)
キョンシーは国でも販売されている。パーツ単位でも販売され、専門の修理屋があり、気軽にメンテナンスを行える。
・軍はメインがキョンシー。でも人間も居る。
・技術者や学者などの知識人には国からの支援(金銭)が与えられる。
・知識的下層でも商売は自由に行える。また、知識的下層を中心に不老不死の研究の副産物的の怪しい薬が出回っている。
・『国民は国の為にある』のが国家運営原理
・一人が罪を犯したら一族郎党に罰を与えられ、キョンシーにされることも少なくはない。
 
一言でまとめると、ディストピア
他国との関係性
・ニーチヤへの国民の流動を恐れ、ゼラントへの入国及び、ゼラント国民の入国を禁止している
・リブラ転覆事件の首謀者である乱羽の側近の一人であった【大鴉】は永久国出身という情報もあるが、その人物の捕縛に失敗した為、真偽は不明
 
大鴉:総主直属のキョンシー。自我を保有。元学者
 
※ココナシとは
 原因不明の黒い塊。この塊に攫われたものは存在を失うと恐れられている。
 
 
他基本情報
人種:
 多くの人種、種族が暮らしておりどれだけの種族が存在するかは不明。
 
言語:
 各国毎に言語は存在するが、他国の人間が会話した場合、互いの国言葉で会話をしており、その事実に気付いている存在は少数。
 
文字について:
 言語と同様で各国毎に存在するが、言語同様に見た瞬間に認識が自身の言語に変換される。
認識として人々は他国言語という概念を知らない。
ただし、唯一どこの国の人間も読むことが出来ない言語が存在しているが、それを知るものは一人しかいない。なお、その一人は現在公開されていない。
 
移動手段:
 ニーチヤ、バベルのみ自動車(電気)を利用できるが、他国の基本移動手段は馬になる。
リブラは魔力移動が基本。
 
魔力について:
 魔力は全ての生き物が所有している。しかし、その力の動きを認識し、使用することができる人間は少ない。
国毎に魔力の認識は別で有り、特に【リブラ】【ゼラント】【タチバナ】【ニーチヤ】はこの力の使い方に長けている。
通貨:
 国家ごとに通貨が存在する。その為、他国で買い物をする際は、その通貨に換金する必要有。が、全ての国家の中間地ということもあり、最大流通通貨はリブラの通貨となっています。
 
なお、バベルは電子マネーが普及しているようだ。
 
バベルがタチバナを狙った理由:
バベルはタチバナでしかとれない鉱石を手に入れたかったが、それを拒否。そのため、戦争を行ったが、大術士による【封策】が発動。その結果、タチバナはその国土を他国から拒絶、世界から消失していた。
なお、10年間【封策】してた間も、国内ではきちんと時間が経過している。
 
特産品について:
 リブラを除いた各国にはそれぞれ特産品が存在し、それを他国に輸出することはありますが、タチバナは現在まで封策(ふうさく)を行っていたため、タチバナの特産品は高価格で取引されていました。
リブラは特産品は存在しない代わり、世界最大級の市場【全市】(ゼンイチ)があります。
 
世界の在り方:
 互いの国境線はつながっておらず、不干渉地帯がそれぞれ国の間にある。
世界は元々バベル、メーレ、リブラのみが活動的であった。
しかし、それぞれの事情から国が開かれてはいなかった。ないし、国と認識されていなかったが、今は『後の四国』は国家として機能している。
 
文化レベルについて:
・最高科学力保有
 バベル
 次点 ニーチヤ
 
・最高魔力保有
 メーレ
 次点 ゼラント
 
・最高資金力保有
 リブラ
 次点 ゼラント
 
宗教について:
 宗教は存在する。が、リブラ、バベルにはその宗教の認識は存在しない。(理解はすれど信じているものは各国と比べて極めて少ない)
 
各国に四季はあるのか:
 各国に四季はるが、科学国の首都はドームで覆われているため、四季に左右されることはない。
 
バベルとリブラは戦争はしているのか?:
 この両国は現在、緊張状態となっている。
理由はバベル総帥ヤマギシ06より前の総帥(トウドウ)により、宣戦布告を行っていたからだ。しかし、その宣戦布告を当時は国として機能していなかったリブラは放置、その後、前総帥の死などにより、緊張状態の継続となっている。
 
神について:
→前提として、この世界の神は唯一神。しかし、その神の存在は国毎に見た目や名前を変えている。
※別の強大な種族を【神】と認識する事は問題ありません。
神の教えは国によって変わる。故に神が唯一神であることを人々は知らない。
 
神社、寺院等は国によって存在するだろう。

【バベル】雷花大戦【役職募集】

 

トウドウ:人間嫌い、子供はまぁ嫌いじゃない。女も苦手だ。せっく(ばきゅーーん)も嫌いだし、寧ろ吐く。だが、スカートを履くこともすれば、TPOはわきまえる!好きな事は好きなように行う!!

そんな私の部下にならないか!!

 

なお、希望人物は以下の通りだ!熟読するように!

 

◆採用人物情報
 10年前の大戦、雷花大戦において、バベル総帥【トウドウ】の直属の部下であり、7つの部隊を率いていた軍人を募集します。

これは現在の部隊とは別であり、対タチバナ戦用に作られたトウドウ直属の部隊とします。
※そのため現状の部隊とは立場や、在り方が違います。

 

◆戦争において部隊を編成し直す理由
トウドウ「戦局において駒を変えるのは当たり前だろ。あと、折角なら同じやつじゃなくて色んな奴を使って戦争がしたいじゃないか。うちの国民なんだぞ!」

 余談であるが、トウドウは1部隊の結束を恐れていた風潮がある。そのため、戦争毎に編成を組み直す事はザラであった。


◆重要項目
全ての部隊の部隊長はこの戦争で全員死亡している。

 

募集するのは各隊長クラスのみである。

 個人参加は自由に行って欲しい。キャラクターの性格に応じて自身の所属する部隊を決めるのも一つの参考になるだろう。

 

第一部隊 花弁
 錐(きり)のように戦局に穴を開けろ。その穴の歪みから戦局は激変する。
募集人物
・近接戦闘に長けた人物
・トウドウを慕っている

死因:タチバナで腹部を貫かれたことにより死亡

 

第二部隊 茎
 突撃する第一部隊を補助し、必要な補給を行うことに長けた部隊。
募集人物
・補助に長けた人物
・トウドウを慕っている

死因:雷花大戦で殿(しんがり)を勤めた結果、封印の壁によって体をタチバナ側、外界側という形で切断され死亡

 

第三部隊 葉
 主に前線から戦線離脱した兵を守る立場。故に防御に長けている。
募集人物
・防御技術に長けた人物
・トウドウへの感情は不問 

死因:戦争中、本隊への攻撃を防ぎきり、死亡

 

第四部隊 根
 主に医療班として本体と共に行動。傷付いた兵士を看護していた。

募集人物
・医療技術に長けた人物
・トウドウへ不信感を抱いている

死因:トウドウを裏切り、タチバナへ情報を流した結果、それに気付かれて死亡

 

第五部隊 枯れ葉
 隠密部隊。敵地の視察、地形把握等が主。

募集人物
・隠密に長けた人物
・トウドウへ不信感を抱いている

死因:戦中トウドウを殺害しようと画策するが、一般兵(クレマ)にそれを止められ死亡

 

第六部隊 蜜
 本体。トウドウが基本的にいる場所であり、本来、この部隊の隊長はトウドウとなる。
だが、今回だけ影武者として、トウドウの代わりに指揮官席に座っていた副隊長がいた。※この部隊のみ副隊長を募集する。

募集人物
・野心溢れる人物
・トウドウへの感情は不問

死因:トウドウと間違えられて第五部隊長に殺される

 

第七部隊 花粉
 集めた情報を纏めて作戦をたてる作戦参謀部隊。第六部隊と共にいることも多い。

募集人物
・参謀ポジション
・トウドウへの感情は不問

死因:トウドウが死んだことによる自殺。感情は自由に

 

応募期間

6月30日まで

 

応募頁

【バベル】雷花大戦【部隊長募集】

応募者多数の場合は、公式による選定が行われる。

申し訳ないが、了承を願う。

【期間限定企画】雷花大戦【現在軸より10年前】

10年前、バベルという国を巨大な戦闘国家として築き上げた人物がいた。その男は近隣諸国を自身の領地化し、その雷雲を世界全土に広げようとしていた。その男の名を【トウドウ】といい、その人物は近隣の小国のみならず、とある国へと毒牙を向けた。

 

その国の名【タチバナ

水と神秘に愛されたその国へ、バベルという巨大国家は手を伸ばす。

 

その戦争を【雷花大戦】という。

 

 

――――――――――――――

NPC紹介

トウドウ(29)

享年30歳

科学先進国として存在していたバベルを戦争国家として変貌させた人物。他国の侵略の際、必要以上の略奪等は行わず、他国であろうと有能な人物を採用する度量を持つ。

魔力という概念もわかっており、使えば便利だが、個人差、才能が必要な為、この国には不必要と切り捨てた。トウドウにとって、平等に強くなれる方が偏らない、不測の事態が起こりにくい、と考えている。

所属国家:バベル

立場:総帥

――――――――――――――

おばあちゃん(真名・年齢共に不明)

タチバナご意見番といういう立場の術士。

本人は座布団の上でのんびりと座っているだけ、だと告げる。

封策を行った張本人で有り、その術を行使した結果、死亡した。

所属国家:タチバナ

立場:国抱えの術士

――――――――――――――

 

 このイベントは結末の決まったイベントです。

1、雷花大戦に参加したバベル幹部は、トウドウ含め死亡

2、タチバナ過半数以上の死傷者を出し、国を10年間封印する事になる。→これは後に【封策】と呼ばれる。

 

この期間限定イベントに参加する予定の方は

雷花大戦専用キャラシート

への登録をお願いします。

 

 

 

 

 

 

期間限定イベント 首無し鴉はイツに鳴く

 

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首無し鴉はイツに鳴く


我々は新たな一歩を踏み出すときがきたのだよ。

 

その声は誰が告げたのか。 暗い部屋、静かな部屋、誰が居るのか、そもそも本当に人はいるのか。そんな部屋で、何かがそう告げる。 その一歩とは? わかりきったことだ。

それでも聞かねばならない。 覚悟をする為に。

 

「彼を消す。  を」

 

期間限定イベント

  首無し鴉はイツに鳴く

 

永劫央国【リブラ】

今、この国には三つの権力が存在する。 貴族・軍人・司法 この三種の権力は、それぞれの代表によって絶妙なバランスを保っていた。

貴族がいなければこの国の金融はままならない

軍人がいなければこの国の国防はままならない

司法がいなければこの国の運営はままならない

しかし、その三柱は今、秘密裏に崩されようとしている。

 

イベントに参加する永劫央国【リブラ】住人、ないし、別国の住人はこの三柱の誰を支持するかを、期間内に決めて貰う。 支持をする指針は、今後、散文世界公式アカウントから提示される内容を読んで決断して欲しい。 なお、現在このリブラは酷く──不安定である。

 

イベントハッシュタグ#首無し鴉はイツに鳴く 長ければ #首無し鴉 でお願いします。

 

 

散文らぢお議事録

雷電帝国バベルについて

バベルには【電脳室】というものが存在し、そこにはバベルの【軍事情報】【日常生活】【電子技術】を支えるメインコンピューター【ゼウス】というものがある。

ーーーここまで軍部に所属するものが知っている情報ーーー

メインコンピューター【ゼウス】は前総帥【トウドウ】という人物のバックアップデータを基に作成されたAIであり、独自学習を行ったAI【ゼウス】は、ヤマギシ06の作り上げたバベルとの戦争をする機会を虎視眈々と狙っている。

 

誰の所有物かもわからない箱(これはラジオでは明記していません。むき出しはおかしいな、という公式からの付け足し情報です)にはそのAIの器である、濡鴉の長髪を誇る幼女素体がある。

この情報を正式に知っているのは【クレマ】と72の正規兵No.1のみである。

※No.7はその情報は得ていなかった。

 

■前総帥について

トウドウ(享年29)

長身猫背、黒髪の男。

軍用コートに着られているかのような男であったが、歴代随一の賢王であり、領土を拡大させたのは、この人物の手腕であった。

 

性格は大の戦争フリークであり、世界征服を本気で目指していた。

自尊心が高く、他人には必要以上の成果を基本求めていない。しかし、その成果以上のものを提示した部下に対しては、気にかけるなど、人心掌握にも意識を向けていた。

その他、女性蔑視をしており、生前自身の周囲に女性を置くことはなかった。

10年前の対タチバナとの戦争【絶滅戦争】にて戦死。

 

以降ヤマギシ06が王として動けるまでは、総帥という立ち位置は空位であった。

 

ーーーここまで軍部に所属するものは知っていた情報ーーー

・この世界の理について熟知している。

・王ないし、国の統治者は【幼女】というステータスを持たないと短命である、ということに気づいている。

・現状、バベルのメインコンピューター【ゼウス】として存在しているが、人格や意識というものは自分に触れるもの、使用者に見せていない。

 

トウドウ≠ゼウスではあるが、この違いを提示できるものは現状いない。

 

■公式作品の在り方について

公式はそれぞれのタグで書いて頂いている作品をリスペクトして、公式の物語に登場させることは、基本いたしません。理由は公式の力量が問題であり、全員分の作品を活かした公式作品を作る技量がなく、そのため、平等性を重視した結果の処置としています。

その為、漫画・イラストなどは見ることがあっても公式の人間の作品傾向から、文章を読んでしまうと、作品の類似を避ける または 類似を気にして更新頻度の低下につながる、という自己分析により、基本イベントが終わるまで作品を読むことができません。が、皆様の作品を落ち着いたときに読むのが何よりもの楽しみとしております、勝手ではありますが、公式など無視して好きなように創作をしていただければ幸いです。

 

 

以上、必要と思われる内容を抜粋・推敲して記述させていただきました。

文・あれま

【期間限定イベント】俺はお前で、お前が俺で!?【2020年2月3日まで】

◆イベント導入

「こういう日はね、終文明(ついぶんめい)記録書で見たkoタtuに入ってね、のんびりするのが一番なんだ。精霊さんにはめちゃくちゃ怒られるけど、この中に入ったら誰も勝てな……」

男は炬燵の天板に頬を預け、窓を見て言葉を失った。

「なにあれ」

空には禍々しい大きな【穴】が拡がっていた。
その穴は国を飲み込むように大きく、穴の周辺には暗雲が渦を巻く。一見して恐ろしい情景に、男、神在王国参謀アリマは立ち上がり、本を開く。開き慣れたページに魔力を対価に、力を行使する。

 

「国民に告ぐ、王の城へ避難、武装できるものは空を警戒し西の要所へ集まれ」

 

拡散魔術は一気に国民、国内へ拡がり厳戒態勢が敷かれていく中、アリマはそのまま気を失った。――大量の魔力を一気に使った弊害である。

 

◆◆◆


友人、部下、姉、誰かの背を借りたアリマは西の要所へと到着した。そこは大穴に近く、空は禍々しい闇にと覆われ、一目でただ事ではないことを知らしめた。
誰とはなしに息を呑み、アリマが集まった兵、ないし志願者達に言葉をかけようとした時であった。

「何かが落ちてきた…?」

誰かの声に合わせて顔を上げ、そして驚愕する。
豪奢なソレは金属で出来ているのか、妙な光りを纏い、恐ろしい速度で落ちてくる。
大きな門であった

地面にと落ちた。それは地面をえぐることは無い。

突然のそれに言葉を誰しも失った時だ。

その扉が開いたのである。
酷く気軽に
酷く軽い調子で。

その豪奢な門は開かれ、そしてそこから顔を覗かせたのは

「ここ、どこ?」

――酷くアリマに似た人物であった。

 

以下、企画概要

神在王国【メーレ】から発生した期間限定全体イベント
【俺はお前で、お前が俺で!?】
を開催いたします。

 

イベント概要
◆突如メーレに出現した大扉。
そこから現れるのは、自分とよく似た自分ではない人物。

又は、知人によく似た知人ではない人物だった!

門の位置はリブラにも近く、巨大な扉は他国からも見えてしまう程の大きなもの。
その結果、人々がそれに近付く度に開かれる扉からは、近付いた人物に似た、またはその人物の知人によく似た人物が扉から現れます。
その人物達は全員、この世界ではない場所からきたというでしょう。

※この場所は希望する世界軸でいいです。
現代学パロ、会社パロ、牢屋パロ、もしくは女体化、子供化、お好きなようにお決め下さい。

その人物を保護、敵対、観察、お好きなようにして下さい。

異世界転生者たるその人物のプロフィールなどは登録する必要はありません。

このイベントのハッシュタグは #散文世界おれおま でお願いします。

皆様のご参加、心からお待ちしております。

なお、転生者は【死なない限り】扉から戻ることも可能ですし、扉から戻らなくても数ヶ月程度でこの世界から消えます。
ただし、散文世界の住人は扉をあけることもその先に逝くことも出来ません。

イベント期間は2020年2月3日までを予定しています。

この他、質問があれば投書箱にお送り下さい。

以上、イベント告知でした。

【期間限定イベント】仮面城で何の夢を見るか【終了】

「残り三時間だね」
ホワイトワイン…ではなく、ホットブドウジュースを飲む男は、反面の下で微笑んだ。絢爛豪華な仮面の下で瞳を伏せた女の目の色は見えない。老人はどこかで遊ぶ、眠る、休む客人を思って口元をほころばせる。幼女はマグカップを置くと、椅子から飛び降りる。

「楽しかったかなぁ」

寡黙な使用人達からの返答はない。しかし、青年は気にしない。彼女は自分の寝台へと近付いていく。
一時たりとも手を抜かない使用人達のおかげでそこは何時だってふわふわだ。絢爛豪華なドレスを脱ぎ捨て、彼の服はパジャマにと着替えられていく。瞬きの合間に行われる変化にも使用人達は一切表情を変えることはない。

 

「お前達も眠らずによく頑張ってくれたね」

 

その声に、その労いに使用人達は静かに頭を下げて去って行く。まだ残っているだろう客人達の世話を彼等は、彼女たちは手を抜くことなく行うために。

そうして、最後に残されたそれは自身の顔を隠すマスクを天蓋の下、寝台の上で外した。

 

「現実はかくも苦しく。悲しく、苦々しい。それでも生きていかねばならない彼等に、私はすこしでも貢献できたのだろうか」

 

のっぺりとした顔には目も唇も鼻もない。
のっぺらぼう、無顔、NoName、無貌、なんでもいい。何故なら彼は、彼女は何でもないからだ。

「さぁ。冬が来る。君達に、愛しい君達に少しでも籠があることを、私は誰よりも願っているよ」

 

そう、誰にも届かない言葉と共に、主人は寝台へと横たわる。主人は眠るのだ。
又来たるべき日のために、客人をもてなすためだけに、眠りにつく、微睡みを楽しむ為に
【了】

 

イベントを楽しんでくださり、ありがとうございました。